日帰り旅の記録2015
奥多摩
[東京都西多摩郡奥多摩町]
(その2:奥多摩湖周辺)
2015年5月1日

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12時35分発の丹波行きバスに乗車し、
国道411号を進むこと約15分、
下車したのは奥多摩湖・・・の手前、
中山トンネルを抜けたところにある
「滝のり沢」停留所。
停留所からは小河内ダムの余水吐
(呼んで字の如く余剰の水を川に排出する施設)
が望める。
停留所から「第一水根橋梁」を見る。 この道からアプローチする。
坂の途中で第一水根橋梁を撮影。 同じ場所で小河内ダムの余水吐を撮影。
第一水根橋梁をくぐり・・・ 橋のたもとに到達。
橋の上に木が生えている。 氷川方には中山トンネルがある。
中山トンネルに進入。途中で右カーブがある。
カーブを過ぎてしばらく進むと外からの光が届かなくなり真っ暗に。
iPhoneのLEDフラッシュライトを懐中電灯代わりにして、氷川方の出口目指して歩く。
天井からの水漏れを避けながら、ようやく氷川方の出口に到達。
この注意書きは中山トンネルが
「奥多摩むかし道」の迂回路だった頃のもの。
当時は照明が設置されていたのだろうが、
今通ってきたとおり現在は照明なし。
中山トンネルを抜けた先の様子。
すでに奥には次のトンネルが見えている。
中山トンネルの氷川方。
左側から坑門の上に登れそうだがもちろん自重。
築堤の途中には
「奥多摩むかし道」の迂回路だった頃からの
階段がまだ残っていた。
「この先通行止」と書かれてはいるものの
次のトンネルまで特に遮るものはない。
中山トンネル(氷川方)を少し引いて撮影。 築堤上からの眺望。迂回路の階段経由で
国道411号に下りると「中山」バス停がある。
次のトンネルは「第二桃ヶ沢トンネル」。
第二桃ヶ沢トンネルに進入。ここも右カーブがある。
カーブを曲がり切る前に真っ暗に。
再びiPhoneのLEDフラッシュライトを懐中電灯代わりにして進む。
氷川方は木の柵で塞がれていた。
柵越しにその先を撮影する(※向かって右側ののレールが不自然に曲がっている)と、
動画モードで撮影しながらトンネルを引き返した。
ここから奥多摩湖まで徒歩で行くには
先ほど通った廃線跡の「中山トンネル」と
国道411号の「中山トンネル」のどちらかを
通らなければならない。
前者は足元の悪さや天井からの水漏れなどがあるので
後者を選択。
迂回路の階段を下りて函渠を通り、
国道411号へ。
数十分前にバスで通った国道411号の中山トンネルを今度は徒歩で進む。中は素掘り。
第一水根橋梁の下に戻ってきた。
国道411号を奥多摩湖に向かって歩くと、
鉄橋が見えてきた。
氷川(奥多摩駅)からの貨物線最後の橋
「第二水根橋梁」。
水根方は鉄橋の先が草に埋もれている。 氷川方には水根トンネルがある。
別アングルで見ると、第二水根橋梁は
国道に架かっている鉄橋部分だけでなく
コンクリート橋部分もあることがわかる。
貨物線の終点・水根駅跡。
敷地外から見た限りでは
施設らしきものは何も残っていない。
水根バス停付近で国道411号と分かれ、
都道205号の坂を上る。
このゲートは夜間(21時〜翌日6時)閉鎖される。
奥多摩湖に到着。平日だが
ゴールデンウィーク中なので多くの観光客がいた。
湖畔には東京都水道局のPR施設
「奥多摩水と緑のふれあい館」がある。
奥多摩湖は「ダム湖百選」の1つとして選定されている。
余水吐の水門。
奥の山には人工降雨発煙所があり、
2013年8月には渇水対策として稼働させている。
昭和41年に建立された「湖底の故郷」の歌碑。
「湖底の故郷」は島田磐也作詞、鈴木武夫作曲、東海林太郎による歌唱で
昭和12年にリリースされた。
余水吐水門そばから見た
奥多摩湖の湖面。
奥に見えるのがダム本体で、
堤頂部に2つ見える突起の
左側がエレベータ塔、右側が展望塔。
余水吐水門上の歩道橋から見た奥多摩湖の湖面。
小河内ダムの堤体。
下には多摩川第1水力発電所が見える。
ダム堤頂部。この道は都道205号の一部に指定されているが、一般車両は通行不可。
左は奥多摩湖に架かっていた
ドラム缶浮橋の一部、
右はダム建設中にコンクリート運搬に
使用された「コンクリートバケット」。
麦山浮橋、留浦(とずら)浮橋は
かつてドラム缶を浮子として使用していたが
現在はポリエチレン・発泡スチロール製の
浮子が使われている。
左は「奥多摩湖いこいの路」の入口、
右は慰霊碑。
慰霊碑の近くから見た奥多摩湖の湖面。
余水吐水門上から余水吐を見ると、奥には国道411号と第一水根橋梁も見えた。
余水吐水門上に架かる水根橋。 水根橋から余水吐と第一水根橋梁方向を見る。

「奥多摩水と緑のふれあい館」見学後、ふれあい館前にある奥多摩湖バス停から奥多摩駅行きのバスに乗り、
奥多摩駅から電車を乗り継いで帰宅。


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