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桑名から宇治山田行き急行電車に乗り、 2つ目の停車駅・近鉄四日市で下車。 駅構内には 「内部・八王子線の営業について」 と題したお知らせが掲出されていた。 そのお知らせに記されていた通り、 両線は訪問から5日後の平成27年4月1日に 第3セクターの「四日市あすなろう鉄道」へ 事業譲渡された。 |
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手持ちの路銀が少なくなったので 駅前にあるATMで預金を引き出した後 近鉄四日市駅を撮影。 |
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近鉄名古屋線・湯の山線とは 離れた位置にある内部・八王子線の改札。 自動改札機は第3セクター化に先立ち すでに撤去されていた。 |
改札前には「思い出写真」が展示されていた。 改札で 「内部・八王子線1dayフリーきっぷ」(500円) を購入し、9・10番線ホームへ。 |
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<左画像>9・10番線ホームと発車時刻表。 日中は1時間に2本ずつ(内部行きが0分・30分発、西日野行きが13分発・43分発)など、 運転本数は四日市あすなろう鉄道になってもほぼ変わらない。 右奥に見える円柱状の建物は澄懐堂美術館。 |
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<右画像>16時13分発の西日野行き電車が到着。 | |
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近鉄四日市からわずか8分で、八王子線の終点・西日野に到着。 接地タイプの駅名標はすでに四日市あすなろう鉄道仕様のものが設置されており、 その上から近鉄仕様のものを貼り付けていた。 |
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ホームの端から日永方面を見る。 やや下り坂になっているため勾配標がある。 |
近鉄四日市から乗ってきた 3両編成の電車。 |
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<左画像>ホームからは段差なしで改札の外に出られるが、その先にわずか4段の階段がある。 線路が行き止まりとなった先には自動券売機(おそらく有人改札兼窓口だった跡)がある。 |
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<右画像>無人の改札を出て、外から「駅舎」とラッチを撮影。 | |
普通の「乗り鉄旅行記」であればここで八王子線は終わりとなり、 乗ってきた電車でそのまま日永へ引き返すところだが、 今回の目的は「その先」にある。 詳細は廃線跡探訪系の書籍やウェブサイトを参照いただきたいが、 八王子線はかつて、路線名の由来になった伊勢八王子まで延びていた。 |
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そして、西日野駅は 西日野-伊勢八王子間の廃止に伴い 少し日永寄りに移設されている。 |
他サイトなどで見かけた情報によると、 途切れた線路の延長線上にあたる このあたりに当初の西日野駅があったらしい。 |
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廃線跡探訪系の書籍に掲載された写真では、 八王子線は天白川沿いを進んでいたらしい。 |
「沿線」にある四郷版画館。 |
西日野の次の駅であった室山駅の痕跡は全くなかった。 なお、室山駅の駅名標が神楽酒造の敷地内にあるらしいが、 廃線跡から少し外れた場所のため立ち寄れなかった。 |
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三重交通バス「八王子」停留所そばで天白川に沿って左折する三重県道8号と 分岐する道が廃線跡。 |
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その先にあったのは、簡素なパイプ柵で半分塞がれた敷地。 パイプ柵の傍らには小さな標があり、近鉄の社章が刻まれていた。 ここがかつての八王子線の終点・伊勢八王子駅の跡。 駅が廃止された後は三重交通バスの停留所兼転回所として使われていたが、 訪問時(2015年3月)にはすでにその役目を終え、 県道8号に面した出入口はパイプ柵で封鎖されていた。 |
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伊勢八王子駅跡から西日野方面を見る。 | 西日野-伊勢八王子間廃止の 原因となった天白川。 |
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西日野駅まで戻ってきた、 | |
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柱に貼り付けるタイプの駅名標は 四日市あすなろう鉄道仕様のものが 表に出ていた。 |
西日野駅構内にあった1.3キロポスト。 (日永-西日野間は1.3km) |
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日永駅まで引き返し、 1番線ホームで内部行き電車を待つ。 |
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3番線で列車交換待ちの近鉄四日市行き。 | 内部行き電車が到着。 |
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内部線の終点・内部駅に到着。 側線と合流した引き込み線は 国道1号に突き当たって途切れた。 |
ホームの端から日永方面を見る。 駅に隣接して内部車庫がある。 |
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内部駅ホーム。 | 内部駅の駅舎。 |
内部から近鉄四日市行き電車を乗り通し、「内部・八王子線1dayフリーきっぷ」はお役御免。 近鉄四日市から松阪行き急行電車に乗って、この日の宿泊地へ向かった。 |
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