富士見
(長野県諏訪郡富士見町)
Fujimi
2016年7月23日
<新 府 (その2)気 賀>

中央本線の松本行き普通列車に乗り、県境を越えて2つ目の富士見駅で下車。
2番線には上諏訪行き快速「旧型客車かもしか1号」が停車しており、
乗車予定の客もそうでない人もさかんにシャッターを切っていた。
富士見駅前には土産物の店が出ていたが、
そちらには目もくれず
跨線橋を渡って線路の北側を東へ進む。
線路の左側に怪しげな叢が。
しかし、まだ目的のものは現れない。
中央本線をオーバークロスする
「富里橋」のたもとを横切って
未舗装の下り坂を進む。
富里橋を過ぎると、
中央本線の線路は右側にそれて、
(右画像の奥に見える家より右にある)
トンネルに入る。
そして、道沿いの掘割には・・・
中央本線の旧線跡がある。
架線柱や水路が
緑に侵食されながらも残存していた。
先ほどの下り坂の途中に
旧線跡へ行ける分かれ道もあったが、
間違いなく一面の藪で
前進には相当の困難が予想されるため
侵入を断念。
何本かの架線柱の先に
瀬沢トンネルの西側坑口(の上部)が見えた。
瀬沢トンネルそばから富士見駅方面を見る。
砂利道はこの舗装道に突き当たった。
旧線跡はこの下を通っている。
歪な形の田んぼの先に
中央本線(現在線)の架線柱が見えた。
そして、緑の切れ目に
旧線の架線柱や水路が見えた。
長野県道198号に出て、坂を下る。
このあたりで進行方向右側を見ると・・・
新旧の中央本線立場川橋梁が見えた。
(橋梁の詳しい解説等は
他サイトをご覧ください。)
石碑の立つ三叉路を右折する。
何の石碑かは達筆すぎて
よくわからなかった。
左前方に新旧立場川橋梁を見ながら
歩を進める。
旧立場川橋梁に大分近づいた。
曲がり角には「不法投棄禁止」の看板がある。
築堤には旧立場川橋梁のたもとに
アプローチできそうな踏み跡がある。
なんと、ご丁寧に枕木を階段代わりに埋めてある。
しかし、それも一部は使い物にならない状態で、
そこでは滑りやすい土の斜面を通ることになる。
そのため、ここを登る場合は
トレッキングシューズなどのような
グリップの利く靴が必要。
踏み跡を慎重に登ると、
築堤の上に到着。
築堤の上から東(左画像)・南(中画像)・西(右画像)方向を撮影。
南方面の眺めは現在線の立場川橋梁を通る列車の撮影に適していそうで、
そういった目的で築堤に登るフォトグラファーもいるのだろうか。
西方面に見える金属製の箱は害獣駆除用の罠らしい。
西方向の架線柱はやや傾いてきており、
このままだと近い将来築堤から転落しそうに見えた。
築堤上には梅の木があり、
梅の実がたくさん落ちていたが
持ち帰りはしなかった。
東方向に進む。まだ枕木が残されていた。 すぐに柵に行く手を阻まれる。 柵越しに旧立場川橋梁を見る。
柵の前で西方向に振り返る。 今度は西方向に進むが、罠のそばでこのような藪に。 藪のところで振り返り、
東方向を撮影してから築堤を下りた。
道路から旧立場川橋梁と、先ほどまでいた築堤を撮影。
道路を少し進み、至近距離から旧立場川橋梁を撮影。
同じ場所で北方向の風景を撮影。
奥にはかすかに中央自動車道が見えるものの、
それ以外は長閑な田園風景。
道から少し外れ、田んぼの畦道から旧立場川橋梁を撮影。
旧立場川橋梁の真下で橋脚と橋桁を撮影。
同じ場所で西を向き、富士見駅方の橋台と橋桁を撮影。
南側から旧立場川橋梁を撮影。
別アングルから撮影した
旧立場川橋梁と築堤。
同じ場所で現在線の立場川橋梁を撮影。
3両編成の普通列車に乗っていた人のうち
こちら(旧立場川橋梁)を見ていたのは
何人いただろうか。
少し離れた場所から旧立場川橋梁を撮影。
(右側はズームした画像)
農免農道落合線の立場大橋。 立場大橋から立場川と旧立場川橋梁を撮影。 同じ場所でズームして撮影。
立場川(下流方面)。
山梨県との県境付近
(長野県側は富士見町落合、
山梨県側は北杜市白州町大武川)
で釜無川に合流する。
立場大橋から少し離れたところで撮影。
最後に南側から新旧の立場川橋梁を撮影。
E257系、それに車のおまけもついたが、
旧立場川橋梁はかなり見づらくなってしまった。
(E257系の先頭車両の真下に見える)
現在線の南側を回って富士見駅に戻ってきた。
土産物の店はまだ出ていたが、開店休業に。
3番線で上り列車を待っていると、
反対側の2番線に
快速「旧型客車かもしか4号」が到着、
折り返し松本行きの
快速「旧型客車かもしか3号」として発車した。
15時36分発の塩山行き普通列車に乗って
富士見を離れ、小淵沢で新宿行き
「ホリデー快速ビューやまなし」
に乗り換えて帰京。

新円町発2015列車の旅
-Travel on 2015 Train from New Yen Town-
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気 賀