旅の記録2017GW上信越・佐渡編
飯 山
(その3:長野電鉄河東線廃線跡→JR飯山駅)
[長野県飯山市]
Iiyama
(Part 3:NER Katō line ruins→JR Iiyama station)
2017年5月1日(1日目)
<飯 山その2 1-3 渋 峠>

旅の記録2017GW
上信越・佐渡編
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飯 山1 渋 峠 直江津
佐 渡1
村 上
飯 山2 湯田中
渋温泉
金 津
飯 山3 佐 渡2 鳥屋野潟
旧長野電鉄河東線(木島線)の廃線跡を木島駅跡から辿る。
吉入口という案内看板が立つ丁字路で左折すると、その先に・・・
廃線跡の築堤と道路の交点に踏切の跡が残っていた。
ここがおそらく河東線(木島線)で木島駅を出て最初の、つまり長野側から数えて最後の踏切だった場所と思われる。
踏切跡から木島駅方面を見る。 道路との交差部分はレールの隙間だけ埋められて(埋まって?)いたものの、それ以外はそのままのようだ。 踏切跡から信州中野駅方面を見る。
反対側に回ってみる。
警報機が乗っていたであろう礎石も残っていたが、木島駅方面に向かって右側にあった(右画像の)礎石には何が乗っていたのか見当がつかなかった。
踏切の信州中野方では小さな水路も渡っていた。
元の道に戻って再び南西方向に進むと、今度は「高水錦」という地酒の広告看板が立っていた丁字路の先に"2つ目"の踏切跡。
こちらでは"1つ目"にはなかった機器ボックスも残されていた。
踏切跡から見た廃線跡の路盤。
←木島駅方面|信州中野駅方面→
反対側に回って撮影。
"その次"は2つ並んでいたが・・・
まず"3つ目"は警報機も遮断器もない第4種踏切。
「でんしゃにちゅうい!」と書かれていたであろう警告看板から「で」と思われる文字だけが残されていた。
踏切跡から木島駅方面を見る。
木島駅(右画像の右側に見える太陽光発電パネル群が駅跡)まではほぼ直線だったことがわかる。
信州中野駅方面を見ると、すぐに"4つ目"がある。しかし・・・
"3つ目"の反対側に回って撮影。
"4つ目"はわずかに埋めきれなかったレールが覗いている程度で、ほとんど跡形もない。
そして、新たに造られた水路によって廃線跡の路盤は分断されてしまった。
これより先は長野県道38号から俯瞰して見ることにした。
千曲川の堤防上にある県道38号を進むと、"5つ目"の踏切が見えた。
さらに進むと、ようやく駅跡らしきところに差し掛かった。
進行方向にはトンネルも見えている。
県道38号上には「安田」というバス停がある。
ということは、下に見えた駅の跡は木島駅の1つ手前にあった「信濃安田駅」。
安田バス停脇の階段を下り、信濃安田駅跡に到着。
信濃安田駅は単式ホーム1面1線の駅だったらしい。
駅ではなくなっても、周辺住民の利用があるからなのか、郵便ポストは残っていた。
ホーム跡に残された、赤錆びた鉄枠に取り付けられていたのは駅名標か、それとも広告看板だったのだろうか。
"6つ目"の踏切と「安田」バス停の待合室。
踏切跡から信州中野駅方面のトンネルを見る。
県道38号へのアプローチ道路とトンネル。
(右の画像は同じ場所からズームして撮影。)
アプローチ道路の途中からトンネルを撮影。
トンネルの上には「木島神社」がある。
綱切橋。
川中島の戦いの際に上杉謙信主従が敗走し、千曲川の安田の渡しを越えた後、渡し綱を切って追手から逃れたという逸話から名付けられたらしい。
綱切橋から見た千曲川。
←下流方向|上流方向→
綱切橋の西詰には「飯山藩處刑場跡」の碑があった。
JR飯山駅に到着。
しかし次の列車まではだいぶ時間があるので、飯山→北飯山間の車窓から気になった2か所まで歩いていくことに。
仁王門。
善光寺の旧仁王像を紆余曲折あって譲り受け、展示しているとのこと。
その奥に寺院などはなく、「雲水」と題された銅像がぽつんと立っていた。
なお、訪問時は気づかなかったがここのすぐそばが旧飯山駅跡だった。
児童公園にはSLが静態保存されていた。
C56 129(C56形蒸気機関車129号機)は昭和26年から20年余り飯山線で運用されたが、昭和47年にDL(ディーゼル機関車)に置き換えられる形で運用離脱した。
翌年からこの地で静態保存されている。
飯山駅に戻り、飯山線ホームへ降りる。
寒冷地であることからホームと階段との間に扉を設け、冬季は駅舎内の保温のため閉めるようになっている。
飯山線ホームから北陸新幹線金沢方面を見る。
北陸新幹線は飯山駅を出るとすぐにトンネルに入る。
しばらく待って、飯山線の長野行き列車が入線。
すでに北飯山駅が最寄りである飯山高校の学生が多数乗っていたが、何とか着席できた。
終着の長野駅で下車し、この日の移動は終了。
夕食は長野駅の駅ビルに入っているレストランで「駒ヶ根ソースかつ丼」。
長野電鉄の定期券売り場で明日使うフリーきっぷを入手した後、ホテルへチェックイン。
<2日目へ続く>

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