旅の記録2017GW上信越・佐渡編
渋 峠
[群馬県吾妻郡中之条町/長野県下高井郡山ノ内町]
Shibutōge Pass
2017年5月2日(2日目)
<飯 山その3 2-1 湯田中・渋温泉>

旅の記録2017GW
上信越・佐渡編
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飯 山1 渋 峠 直江津
佐 渡1
村 上
飯 山2 湯田中
渋温泉
金 津
飯 山3 佐 渡2 鳥屋野潟
[現在地:長野電鉄長野駅改札口(長野県長野市)]
ホテルで朝食を取った後チェックアウト。
昨日のうちに買っておいた「ながでん鉄道・バス2DAYフリーきっぷ」(3200円)をここで使用開始。
[現在地:長野電鉄長野駅ホーム(長野県長野市)]
3番線には8時45分発の須坂行き普通列車(3000系)、2番線には9時4分発の湯田中行きA特急「スノーモンキー」(2100系)が停車中。
3000系は元営団地下鉄日比谷線用の3000系、2100系は元JR東日本・成田エクスプレス用の253系。
1番線には折り返し9時10分発信州中野行き普通列車となる8500系(元東急8500系)が入線した。
鉄道・バス2DAYフリーきっぷには特急料金も含まれているので、遠慮なく「スノーモンキー」に乗車して湯田中まで乗り通した。
これで長野電鉄長野線は全線乗りつぶし達成。
※鉄道のみ有効の「長電フリー乗車券」は1日用・2日用とも特急料金は含まれていない(特急列車に乗車する場合は別途特急券100円が必要になる)ので注意。
[現在地:長野電鉄湯田中駅(長野県下高井郡山ノ内町)]
乗り換え時間はわずかのため、駅構内などの撮影はパスして10時ちょうど発の渋峠行き長電バスに乗車。
※本来は白根火山行きだが、白根火山付近で入山規制中のため、規制が解除されるまで渋峠での折り返しとなっていた。
湯田中駅を発車する頃には立ち客も出るくらい大勢乗り込んだが、途中の「地獄谷野猿公苑(スノーモンキーパーク)」でほとんどが下車し、片手で足りるほどの人数に。
その先の上り坂では野生の猿に遭遇。
「サンバレー」から先はスキーシーズンは無料シャトル区間らしく、サンバレーにて運賃の精算が行われた(自分はもちろんフリーきっぷを提示)。
11時5分(デジタルカメラのタイムスタンプ)、バスから降り立った。
バス停の向かいには「渋峠ホテル」がある。
漫画「ろんぐらいだぁす!」で取り上げられたこともあり、作中にも登場した"チーム・フォルトゥーナ"のサイクルウェアを着てここまで自転車(ロードバイク)で登ってきたと思われる猛者がホテル前で休憩していた。
彼以外にも多くの自転車乗りを渋峠付近で見かけており、一応平日である5月2日でもこれでは、もし土曜日曜祝日だったら大変だったなと思った。
訪問当時のバスの終着点・渋峠停留所。
路線バスはここで折り返すが、普通の自動車や自転車などは通行可能時間および一部区間の駐停車禁止といった制限のもとで草津方面まで通り抜け可能となっている。
渋峠ホテルは群馬県と長野県に跨っている。
自分以外にもこの「県境」を跨いで撮影する人が多くいた。
峠らしく、地蔵が設置されていた。
なお、見えづらいが背後には「山ノ内町」と記された地名標識がある。
反対側には国道292号のおにぎり標識とともに「群馬県 Gunma Pref.」「中之条町 Nakanojo Town」と記された地名標識がある。
渋峠ホテルの看板犬・インディー君。
この日も訪問客たちに積極的に寄っていき、頭などをなでられていた。
なお、このインディー君は「2代目」で、「初代」インディー君は2008年頃に亡くなったらしい。
この日の真の目的地は渋峠ホテルではない。
冬季や悪天候時に閉鎖されるゲートを越えて、群馬県中之条町(旧六合村)側を歩いて進む。
なお、ゲート脇にあった気温表示は[只今の気温 5]。
数字的には平地の夜の気温と同等で思ったほど寒くなさそうだが、実際にはバス乗車中に冬用の上着を着ておいて正解だった。
ちょうど1年前に訪れた室堂の「雪の大谷」ほどではないが、高いところでは自分の身長より高い2m~3m位ある雪壁の間を、時折通り過ぎていくロードバイク乗りたちを見送りながら歩く。
途中で一回振り返って撮影。 ゲートから歩くこと7分、ようやく"真の目的地"が見えた。
11時24分、このような素晴らしい景色を望める場所に到着。その場所とは・・・
標高2172メートル、日本国道最高地点。
自転車で来られるほどの体力・脚力がない、ペーパードライバーで自動車でも来られそうにない自分でも、長野から電車とバスを乗り継いで約2時間+少しの歩きで到達できた。
別アングルで上州の山々を撮影。
このように自分の愛車(ロードバイク)を日本国道最高地点の碑に立て掛けて記念撮影をしている自転車乗りが、短い滞在の間だけでも数名いた。 日本国道最高地点の碑のまわりにもたくさんの雪が残っていた。それでも碑前の駐車(できる)スペースは四輪車、バイク、そして自転車でほぼ満車だった。
日本国道最高地点の碑前から国道292号を撮影(左側が渋峠ホテル方面、右側が草津方面)。
もう一度、上州の山々と国道292号を撮影して、日本国道最高地点を後にした。
渋峠ホテルへ戻る道の途中。
途中で進行方向右側(東側)の景色を撮影。
カーブの向こうに渋峠ホテルが見えてきた。 そしてゲートも見えた。この時の気温表示は7度だった。
渋峠ホテル前まで戻ってきた。
ホテルの向かい側にある横手山は「横手山渋峠スキー場」として営業中だった。
この日の昼食は渋峠ホテル名物の自家製手作りパン。
今回選んだ3つはいずれも1つ200円だった。
ついでに「日本国道最高地点到達証明書」(100円)も入手。
到達証明書は、タイムカード打刻機のようなもので日時とシリアルナンバーを入れてもらえる。
国道292号のおにぎり標識と「群馬県 Gunma Pref.」「中之条町 Nakanojo Town」を別アングルから撮影。
なお、そばにある看板には「標高2172m 横手山・渋峠」と記されているが、先ほど訪れた「日本国道最高地点」碑付近が2172mであり、このあたりの標高は2152m、横手山の山頂は2307m
上からインディー君を撮影。
横手山渋峠スキー場のゲレンデ末端部。
右画像の中央奥からは芳ヶ平湿原群(平成27年ラムサール条約登録)へ行けるらしいが、それは雪が解けてから。
ゲレンデ末端部から渋峠ホテル方面を撮影。
スキー場内には「渋峠ロッヂ」がある。
しかし、他サイトやブログによると数年前に閉鎖されたようだ。
インディー君が正面を向いたところで撮影。
そろそろ帰りのバスが来る時間。
バス停から見えた景色を撮影。
バス停から渋峠ホテル方面を撮影。
13時13分発の蓮池行きバスに乗り、約2時間の渋峠滞在は終了。
[現在地:蓮池バス停(長野県下高井郡山ノ内町)]
蓮池で奥志賀高原からの湯田中駅行きバスに乗り換えた。
画像は乗り換え待ちの間に撮影した1枚。
蓮池バス停から至近距離にある、この「蓮池ホテル」もすでに営業していないようだった。

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